華道と人工物

華道は造花を用いないことが基本です。従って、作品は全て自然から成るものです。例外は存在しますが、花器を除けば、人工物を使わないのが無難でしょう。確かに気楽に楽しむのも華道の魅力ですが、基本的なルールは押さえておくことが望ましいとされています。

鑑賞者の目に触れる範囲には、作成に用いた道具等を置かないようにするのもその一つです。例えば水盤を使う際には剣山が入用になりますが、その剣山は遮るように配置することが求められます。また、花材を固定するための道具、特に頻用するワイヤー等も、見えないように配置しましょう。

こうしたルールさえ守れば、後は堅苦しく考える必要はありません。とにかく作成者の感性を頼りにしながら完成することが大切です。その他の細かいルールも存在しますが、徐々に慣れていけばよいのです。

仮にルール違反を犯したとしても、それが「間違い」であるとは言い切れません。華道にも進取の精神は存在しますから、前衛的な作品であると考えれば、許容されるものなのです。

さて、華道は海外ではどのように受け止められているのでしょうか。日本の伝統文化として知られている華道ですが、業界は当初から海外展開に積極的でした。その甲斐あって、今では多くの国で関心が寄せられています。華道に見られるセンスは外国人をも惹き付けているのです。

例えば、アシンメトリーによってバランスを構成する点、四季が織り込まれている点、詫び寂びといった日本独自の感性が学べる点が、華道を学ぶ上での魅力です。愛好者は現在でも増え続けており、今後の更なる発展が期待されています。

>> 華道を基礎から学ぼうPresented by Rem トップページへ